オドベノルニス(オドベノルニス・トリロフォリンクス)
分類*鳥綱 鴫鴎目 セイウチドリ科
棲息時代*近未来(今から一億年後)
大きさ*全長最大4m、体重最大1t
棲息地域*北半球の海洋
概要*
一見するとペンギンの進化系のようにも見えるが、ペンギンとの類縁は無く、現生のウミスズメ類から進化した大型の海生鳥類。
セイウチを思わせるような巨体の持ち主。勿論、飛ぶ事は出来ない。
然し、翼は硬い鰭に変化し、流線型の体型とも相俟って海中を素早く泳ぐ事が出来る。
最大の特徴は上嘴に牙状の突起が一対ある事で、この『牙』と太く頑丈な嘴を用いて、主食である海底や岩礁に潜む貝類を狩る。砂の中に潜む貝は『牙』で掘り起こし、岩礁にへばり付く貝は嘴の先端を器用に操って引き剥がす。
卵生、体内受精。交尾は水中で行われ、卵は孵化寸前まで体内に留められた後、メスが陸地に上陸して産み落とす。雛は孵化後、数日で換羽が完了し、間も無く親について泳ぐようになるが、餌の捕り方等を覚え、自立するのには1年ほど掛かる。