未来生物 ハリアー・シュライク | LEGEND OF FUTURE

LEGEND OF FUTURE

動物好きな自称よろず創作家・TechpanCreateによる、思弁的進化をテーマにしたブログ。

Harrier Shrike

ハリアー・シュライク(ビュテオラニウス・ロンギペス)

分類*鳥綱 燕雀目 チュウヒモズ科
棲息時代*近未来(今から500万~700万年後)
大きさ*全長80~95cm(但し尾羽の長さ35~40cm)、翼開長180cm、体重3~3.5kg
棲息地域*北アメリカの草原地帯

概要*

モズが進化した未来の猛禽。大きさはカラスよりやや大きいくらいだが、尾羽と脚が相対的に長いので実際より遥かに大きく見える。発達した翼を持ち、飛翔能力は高い。

所々に潅木が点在するような地域に広大な縄張りを構えて暮らし、通常つがいか単独生活。潅木の頂や大きな岩の天辺などに陣取って視覚で獲物を探す。獲物は自分の体重より軽い小動物なら何でも。

嘴は強力だが、脚は獲物を押さえつけ、引き裂くには脆弱。その代わり、彼等は捕らえた獲物を樹上まで運び、木の枝に突き刺して固定し、それから嘴を使って獲物を引き裂く。これは先祖がよく行っていた「早贄」(はやにえ)の習性の名残であろうと思われる。ハリアー・シュライク自身が早贄を行う事は無い。

卵生で、一度の産卵数は3~4個程度。獲物の条件にも拠るが、猛禽にありがちな雛同志の殺し合いは殆ど見られず、外敵に教われない限り雛は親の愛情に育まれて育つ。